夏の思ひ出 其の三
9月2日~
去年は、仕事の講習会と重なって行けなかった、富山県八尾市の「おわら風の盆」に
今年は行って参りました。(^^♪
ここ8年くらい、足を運んでいて、ライフワークの一つになっています。
民謡「越中おわら」は三百年の歴史をもち、叙情豊かで気品高く、綿々として
つきぬ哀調。優雅で詩的な唄と踊りです。
きっかけは、郡上踊りに慣れてきた頃、先輩が私の踊りを見て、「あなたは、おわらも
勉強するといい」と、踊りを教えてくださり、本場の風の盆にも連れて行ってくださった
ことです。(^.^)
胡弓と三味線の、何とも言えない、独特の哀愁が満ちた旋律と音色。
キーが高く、息継ぎの長いおわら節の唄い手は、次々と名歌を心に届けます。
風情に満ちた町並み、ぼんぼりが並ぶ石畳の坂道、道の両脇を流れる用水の
水音。。。おわらの音曲が、うす暗く狭い町並みに反響します。
大切な家族や恋人・友達・・・この世で会えなくなってしまった、悲しい経験をされた
方は、きっとリンクして、熱いものがこみ上げてくることでしょう。(;_;)
心を整理し、今の自分を見つめ直す、そんな穏やかな時間・空間を感じられる
のも、おわらの意義かもしれません。
数年前、路地で女踊りを踊っていた私に、幼くして亡くなられた子供さんの面影を
見ましたと、お声を掛けてくださった60代の御夫婦がみえました。
生きていたら、きっとこうだったかも、と。
川崎の方で、次の年も、私を探しにおわらにお越しになっていたけれど、なかなか
見つからず、諦めかけた時に、私が諏訪町の知り合いのお宅を出たところを偶然に
通りかかられ、再会できました。 とても不思議なタイミングでした。(@_@;)
その後、東京の青山での郡上踊りに参加する際に、横浜で御夫婦とお食事を
させてもらったりと、お付き合いが始まりました。(^.^)
やはり、踊りにはすごい力がありますね。
毎年9月1~3日の「おわら風の盆」の世界を、ぜひ体験してみてください。
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